地下水の解析では、境界条件を設定するために分水界に囲まれた広域の数値解析モデルが必要です。 一方で、トンネルやダムなどの人工構造物をモデルに加えるには、狭い範囲の詳細なメッシュ分割も同時に必要となります。 地層科学研究所では、Geo-Graphia3を活用し、モデル作成から解析までを迅速に行います。

分水界に囲まれた広域をモデル化

• 数kmから数10km四方にわたるような広域の地下水流動の現状を、解析により推定します。
• 分水界を解析領域の境界とし、降雨浸透を地表面の境界条件として入力することで、大局的な地下水流動を評価することができます。Geo-Graphia3を活用して、効率的に解析モデルを作成します。
• 解析エンジンには実績が豊富で、また計算も高速であるAC-UNSAFやDtransu-3D・ELを用い、信頼できる結果を迅速に納品します。
• MODFLOW、TOUGH2などを用いた計算もお引き受けしています。

トンネルや地中構造物、ダムなどの影響評価

• トンネル掘削などに伴う地下水流動の変動が、周辺環境に及ぼす影響を評価します。
• 有限要素解析であるため、モデル内にトンネル形状を作成することができます。また、トンネルの掘削に合わせて、モデルを変更しながら地下水流動の変化を予測します。
• 地中構造物の掘削、ダムの湛水影響なども、詳細なモデル化により表現することが可能です。これにより、トンネルやダム周辺で行われる、透水性の低下を目的とした注入の効果などを評価します。