3次元地質モデルの活用
地形のモデリング
地表面形状は、3次元地質モデルを作成する際に上端面として必要となります。 地表面モデル単体でも、地形解析や落石解析、流水解析などにより斜面のリスク評価を行うことができます。
点群データからの地形生成
レーザスキャニングで得た点群データから、地表面形状を生成します。 植生や建物などを除去し地表面だけのモデルとするため、Geo-Graphiaに装備した独自のフィルタリング機能を用います。
■サーチエリア法のフィルタリング手法
平面メッシュを点群の範囲に発生させ、メッシュ内の最も低い計測点を探し、これよりメッシュの交点の標高を求めます。 メッシュの大きさを適切に設定することにより、できあがったメッシュは、地表面の形状を表すものとなります。
■サーチアングル法のフィルタリング手法
各計測点の上に逆円錐形の領域を設定し、この範囲に入る計測点を消去していきます。 円錐の角度を適切に設定することで、地表面上の計測点が残ります。
数値地図などの読み込み
Geo-Graphiaを用い、国土地理院で提供されている数値地図、数値標高データをもとに、地表面モデルを作成します。数値地図としては、5mメッシュ(*.lem)、50mメッシュ(*.mem)、250mメッシュ (*.sem)、1kmメッシュ(*.tem)の各データに対応しています。