技術資料

地質モデリング

04.地質断面図のインポート

担当:冨永英治
2021.12

5万分の1の地質図幅では、地質平面図の他に地質断面図が掲載されています。よく見ると、図幅中にその断面位置を示す線も描かれています。今回使用している「藤沢」には、AA’-HH1H2までの8つの地質断面図があります。
地質断面図を正しい位置に配置すれば、地質平面図と断面を同時に確認することができます。大まかな平面分布と地下構造をイメージする助けとなります。地形モデルを合わせて表示することで、断面図との違い(誤差)も見ることもできます。

地質図Navi「藤沢」を表示した画面例(切断面を強調しています)

Geo-Graphiaに断面図をインポートする方法は、次の通りです。

  1. 断面図の画像を準備(jpg、pngなど)
    (地質図Naviに表示されているもの以外に、図幅説明書内に掲載されている場合もあります))
  2. Geo-Graphiaにインポートした地質図幅の断面位置を示す線をトレースして、ポリラインを作成
  3. トレースしたポリラインを断面図の高さ分だけ押し出して、ポリメッシュ(面オブジェクト)を作成
  4. ポリメッシュ(面オブジェクト)に、1で準備した断面図の画像を貼り付け

この作業で、材料のインポートが終わり、いよいよ地質モデルの構築作業に着手していきます。

断面図インポートイメージ
地質図幅に断面図を追加した例
地質図に地形を反映させ高さ倍率を変更した例
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