新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご愛顧、ご高配を賜り、まことにありがとうございました。
地層科学研究所は、2025年の1月7日より業務を開始いたします。本年も変わらぬご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

昨年の1月1日に発生した能登半島地震では、多くの方が被害に遭われ、尊い命が失われました。また、9月の記録的な大雨により、被災地がさらなる災害に見舞われ、困難な状況が重なる一年となりました。被災された皆さま、ご家族、ご関係者の方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

弊社は創業以来、地下の専門技術者集団として、社会で役立てていただけるよう日々活動を続けてまいりました。震災や豪雨、地すべりなどの自然災害は、地下と多くの関わりがあります。これまでに培った技術と経験、さらにはそれらを融合して生まれた新しい技術を駆使し、社会の課題解決に取り組んでまいります。
その一環として進めているGeo-Graphiaプロジェクトでは、地形や地層、構造物のモデル化と数値解析の統合を実現しました。現在販売中のGeo-Graphia3（ジオグラフィアスリー）は、3次元モデリング、メッシュ生成を可能とするソフトウェアであり、地質モデルの作成と離散化、複数の解析コードに応じた物性値や境界条件の設定、さらに解析実行と結果の可視化までをシームレスに行うことができます。

Geo-Graphiaプロジェクトは、従来は別々に開発されていた解析ソフトウェア、地質モデル作成ソフトウェアを一つのソフトウェア上で統合し、新たなサービスとして提供することを目指して進められています。本プロジェクトは、創業以来磨き上げてきた「地下の調査、計測、可視化、予測」に関する知見と技術を結集させたものです。私たちは今後も技術の深化に努め、社会の課題解決に貢献する企業であり続けたいと考えております。

私どもは、使い勝手の良い専門技術者集団であることを念頭に置き、日々の研鑽を続けてまいります。皆さまには、本年も変わらぬご愛顧をどうぞよろしくお願いいたします。

2025年が、皆さま、そしてご家族にとって、健康で実り多き素晴らしい一年となりますよう、
心より祈念いたします。

令和7(2025)年1月吉日
代表取締役　横山 裕之