3次元地質モデルの活用

地質モデリングの手順

Geo-Graphiaを用いて3次元地質モデリングを行い、ご要望に応じた形式でモデルや断面図を納品します。 ここでは、地質断面図を用いて3次元地質モデルを作成する手順を説明します。
ボーリングデータを利用した3次元地質モデルの作成もできます。

地質関連図面の取り込みと3次元表示

  • 地質図などの画像データをポリメッシュ(CADオブジェクト)面に貼り付け、地質の全体像が把握できるように配置します。
  • この段階で地質構造の3次元イメージを持ち、今後の作業方針を明確にします。
地質図画像データ例
地質図画像データ例

※地質図出典(産総研・地質調査総合センター)2023年6月現在

3次元地質モデルの推定

  • 貼り付けた図面から地層境界に沿った補助線(ポリライン)を作画し、上下地層の境界線として設定します。
  • これらを既知線とし、クリギングなどの手法を用いて地質分布を推定します。
  • 不十分だと判断した場合には、地質学的観点からさらに補助線を加えて再推定し、図面との整合を図ります。
地質図画像を利用した3次元地質モデル推定例
地質図画像を利用した3次元地質モデル推定例

制約条件の設定と地質分布の調整

断層の左右で地質が異なる箇所などについては、地層に連続性を制約する条件を加えます。この制約条件を付加した後に、地質モデルを再推定します。

地層の連続性を制約する条件を付加して地質モデル推定した例
地層の連続性を制約する条件を付加して地質モデル推定した例

切断面の作成と地質モデルの出力

  • 作成した3次元地質モデルについて、必要な場所で切断面を設定します。
  • 切断面毎に地質断面図が表示され、地質モデルの妥当性を確認できます。
  • 地質断面図はDXF形式などで出力し、他のソフトウェアでの活用を可能とします。
3次元地質モデルを切断面表示した例
3次元地質モデルを切断面表示した例
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