募集職種について

募集職種

地層科学研究所の技術者は、数値シミュレーション、地質モデルの作成や調査・計測、実験・計測などの業務を行っています。 業務を通じて、コンピュータ技術を用いて地下を可視化し、地質学や地盤工学の知識と掛け合わせることで、人間と地層の関わり合いの中で生じる様々な問題(たとえば社会基盤整備や防災関連)に、お客様と共に取り組んでいます。
主なお客様は、ゼネコン、建設コンサルタント、公的研究機関、大学などです。
高度な専門技術を身につけた、社会に必要とされる人材に育てます。

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技術職:地質構造可視化・コンサルティング

主体的に地質を取り扱う業務はもちろん、数値シミュレーションを行う際のモデル作成に地質技術者の知識を提供することも多々あります。その他、施工現場での調査・計測にも携わります。

仕事の内容

「地質」という分野は、普段の生活とかけ離れた印象があるのではないでしょうか。実は、そうでもありません。では、地質と私たちの普段の生活との接点はどこにあるでしょうか。

一番わかりやすい地質と私たちの普段の生活との接点には、地下空間の利用施設があります。 地下空間利用は、土木工学だけでなく、建築・資源・都市工学などの分野でも重要とされており、人間活動に欠かせない空間と言えます。特に都市部においては、限られた土地を有効活用するために重層的な地下利用が進んでいます。具体的に例を挙げると、トンネル(道路・地下鉄など)・地下発電所・地下貯水池など多くの地下構造物があります。 私たち(ここでは当社の地質チーム)は、「地質」をキーワードに、地下空間利用に関する様々な問題に取り組んでいます。

地下空間利用には、直接目に見えない地下を対象にしているため、地質リスクを伴うことになります。例えば、地下を掘削中に破砕帯に遭遇して大量湧水が生じると、工事の安全性を脅かすだけでなく建設コストにも影響を及ぼすことになります。 その地質リスクを軽減させるためには、調査データなどの情報を正確に、わかりやすく整理しておく必要があります。

そこで私たちは、この地下空間に関わる情報を正確に、そしてわかりやすく整理する手段として「3次元地質構造モデル」を活用することに挑戦しています。
3次元モデルは、一般の人から専門知識を持つ設計者・施工者まで共通の理解が得られるという利点があります。また、「3次元地質構造モデル」は、単なるモデルではなく、対象地域の地史・構造を読み解く知識の提供という側面もあり、防災・建設・学術分野で活用されています。

また、3次元地質構造モデル作成を経験したうえで、地質構造モデル作成ソフトウェアの開発で知識を活用したい方のキャリアチェンジも歓迎しています。

地質構造可視化例(27453 byte)
地質構造可視化例(専用ソフトウェアを用いて地質構造を推定)


主な内容

  • お客様との打合せ(情報の収集・整理・分析-依頼内容を理解する)
  • 技術の提案(地質技術の解決法を考える・見積作成や日程調整)
  • 3次元地質構造モデル作成作業(専用ソフトウェアを用いてパソコンで作成)
  • 解析結果の取りまとめ(評価・考察など)→データ納品(わかりやすく説明する)
  • ボーリングコア・トンネル切羽観察
  • 施工現場での調査・計測業務(トンネル切羽前方探査結果の評価など)

3次元地質構造モデルデータという目で見えるものを提供するだけでなく、そのデータに至る地質構造の解釈や知識を含めた技術の提案、可視化技術を提供しています。可視化により、お客様同士の情報共有や業務効率化、意思決定の迅速化に貢献しています。

3次元地質構造モデルは、現在、年間10モデル程度です。1モデル・3週間程度の時間をかけて作成することが多く、中にはそれ以上の時間を要するものもあります。
ただし、情報が付加されることで解釈する材料も変わるため、再推定や再検討など、作成後も更新作業などを行いながら仕事を継続することもあります。

モデル作成は、1人で作業するだけでなく、チームで役割分担して効率的に作成することもあります。現在、地質技術担当は3名です。新たに社員を迎えて、さらに効率的に、そしてお客様からのより多くの要望に応えたいと考えています。 入社後は、専用ソフトウェアの使い方を習得しつつ、同時に地下構造物と地盤の関係について理解を深めています。現場へ出向くこともあるかもしれません。

パソコンのスキルは、Office系ソフトウェアを使った文章入力、表作成、レイアウト編集などができる程度であれば問題ありません。基本的には、仕事をしながら徐々に習得していけば問題ありませんのでご安心ください。

仕事の厳しさ

専用ソフトウェアを使えば、知識が無くても、作成するための条件が揃えば地質構造モデルを作成できますが、意味のないものになってしまいます。 自分が理解している知識や解釈を含めた地質構造モデルをお客様に納得していただいて初めて、意味のあるものになります。お客様に納得していただけるだけのものを作るのには、少し時間がかかると思いますが、誰でも最初は初心者です。若手社員が主体となって、職場環境や仕事に慣れていけるようにフォローします。ともに成長して、専門技術を磨きませんか?

こんな人を求めています

  • 地質系学科で学んだ方で今後の業務の中で知識を深めていける方
  • 自然環境や地質に興味を持ち、地質に関わる問題への取り組みに関心を持つ方
  • パソコンを使った反復作業(入力や編集、資料読み取りなど)に比較的時間がかかります。
    地道に仕事に向き合える方を歓迎します。

若手地質技術者インタビュー1 / 若手地質技術者インタビュー2ベテラン地質技術者インタビュー

所属先は?

本社(神奈川県大和市)で勤務する方を募集しています。事務所は、小田急線・相鉄線の大和駅(神奈川県大和市)から徒歩5分の場所にあり、所属社員は25名です。会社の約半数が所属しており、数値解析担当、開発担当、事務担当などいろいろな職種の社員がいますので、会社の様子が一番わかりやすいといえます。地質技術者は現在3名で本社勤務です。

本社イメージ
左:トンネル現場イメージ 右:執務室


基礎となる知識

  • 構造地質学、層序学、堆積学、岩石学など
  • 専用ソフトを操作するため、パソコンの基本知識と基本的な使い方

育成される深い知識

  • 物理探査などと地質構造の関連性
  • 断層など地層の破壊現象の理解
  • 数値シミュレーションとの連携


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技術職:数値解析・コンサルティング

土木構造物、特に地下構造物の設計を支援したり、地震や水害といった自然災害への対策支援を数値解析(シミュレーション)を通じて行います。また、地下水環境に関連する業務を担当します。地下水に含まれるガスや塩分、汚染物質などの地中での移行を予測します。

仕事の内容

主に建設コンサルタントやゼネコンで設計を担当する技術者に、施工の安全性や設計の妥当性を評価・予測するための数値解析サービス(シミュレーション)を提供しています。 数値解析(シミュレーション)は、ある現象をパソコン上で模擬的に造り、現実に想定される条件を取り入れて、実際に近い状況を作り出すことです。 トンネル工事を例にすると、トンネルを安全に掘ることができるのか、どんな対策をすれば良いかなどを検討することに使われます。

解析イメージ

==>数値解析例はこちらから

主な内容

  • お客様との打合せ(情報の収集・整理・分析-依頼内容を理解する)
  • 見積作成や日程調整
  • 数値解析下準備(物性値・図面などの整理・抽出、人の手配など)
  • 専用ソフトウェアを用いた数値解析モデル作成・シミュレーション実行
  • 解析結果の取りまとめ(評価・考察など)→報告書作成、成果物納品

迅速で正確な解析結果の提供はもちろん、当社は数値解析ソフトウェアのベンダーという側面を活かした効率化やソフトウェア取扱いのノウハウなどをもとに、お客様の数値解析業務にかかる負担軽減を担っています。

数値解析を担当する技術者1人あたり年間10件前後の業務を担当します。ただし繁忙期(例年1~3月頃)は、複数の業務を同時進行することもあり、それに伴い残業が増える傾向もあります。

現在、数値解析業務にかかわる多くの社員は、学生時代に数値解析を学んでいません。入社後、ツールである数値解析ソフトウェアの使い方を習得しつつ、同時に数値解析の知識を増やし、現象の理解を深めています。
「最初はできなくてあたりまえ」の状態から「できるようになる」ということを、先輩社員は身を持って知っています。そのため、初心者でも安心して仕事に取り組むことができます。

パソコンのスキルは、Office系ソフトウェアを使った文章入力、表作成、レイアウト編集などができる程度であれば問題ありません。基本的には、仕事をしながら徐々に習得していけば問題ありませんのでご安心ください。

こんな人を求めています

  • 土木系学科で学んだ方で今後の業務の中で知識を深めていける方
  • 自然環境や地層に関わる問題への取り組みに関心を持つ方
  • パソコンでの数値解析・情報処理に取り組むことのできる方
    地道に仕事に向き合える方を歓迎します。

繰返し業務を経験し、勉強しながら数値解析技術者として活躍していけるようフォローします。
誰でも最初は初心者です。ともに成長して、専門技術を磨きませんか?
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所属先は?

本社(神奈川県大和市)で勤務する方を募集しています。事務所は、小田急線・相鉄線の大和駅(神奈川県大和市)から徒歩5分の場所にあり、所属社員は25名です。会社の約半数が所属しており、数値解析担当、開発担当、事務担当などいろいろな職種の社員がいますので、会社の様子が一番わかりやすいといえます。

基礎となる知識

  • 土や岩と地下水の連成現象の理解、支配方程式の基本的理解
  • 地盤工学、岩盤工学、地下水学

育成される深い知識

  • 非線形な構成方程式の理解や不連続性の表現について
  • 地震による液状化の予測解析
  • 透水性、不飽和特性などの理解

主な実施業務



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