計測と解析の融合
Geo-Graphiaによるデータ統合化
地盤や岩盤、地下水などを対象とした数値解析において、解析による予測をより確かなものとするためには、境界条件や初期条件あるいは入力物性などの吟味が重要です。 また、事前の調査に基づき設定された条件で解析を実施した後に、現地で行われた計測結果と解析結果を比較し、必要に応じ条件を見直して再解析を行ない、解析結果のリアリティを向上していく努力が必要です。 事前に充分な情報が得られていない場合には、モニタリングや探査データに基づいた逆解析を実施し、入力物性を定めていくことも考えられます。地層科学研究所では、解析結果の信頼性やリアリティの向上を図るため、調査や計測・探査データをGeo-Graphiaにより統合化し、解析条件設定のために用いるとともに逆解析によって物性を定めるなど、「計測と解析の融合」を常に意識して業務にあたっています。 斜面や堤防・護岸などのモニタリングや対策の検討、トンネルの情報化施工などにお役立てください。