ユーザー訪問インタビュー

VOL.01 G-VIBRA/2D[FLIP対応版]編

皆様には日頃より格別のご愛顧を賜り、心より感謝いたします。
このコーナーでは、弊社のソフトウェアをご利用いただいておりますお客様の声に耳を傾け、「お客さまに喜ばれるソフトウェアとは」について考えたいと思います。
今回はG-VIBRA/2D「FLIP対応版」に焦点を当て、株式会社エコー/安田氏をご訪問いたしました。また、飛び入りゲストとして、某社/K氏にも同席いただきました。
インタビュー01
インタビュー
プロフィール
株式会社エコー 安田氏
始めまして・・・
横山 本日はお忙しい中ありがとうございます。自分でも驚いているのですが、安田さんとは本日が初対面なのですね。 そして、Kさん、大変ご無沙汰しております。その後、G-VIBRA/2D[FLIP対応版]のご検討いかがでしょうか?(笑)
安田 電話、メールでのやり取りは行っていましたが、実際にお会いしたことはなかったですよね。
横山 はい。突然、無理なお願いをして申し訳ありません。また、日頃よりG-VIBRA/2D[FLIP対応版]をご利用いただき、ありがとうございます。 安田さんの厳しいご指摘により、G-VIBRA/2D[FLIP対応版]も日々改良を重ねております。自社利用での機能チェックでは、注目部位に偏りが招じてしまします。 製品を知っているからこそ「やらない」操作などがあり、不具合が見つかりにくい状況になることがあります。 そのような中でのお客様からのご意見、これは大変参考になります。Kさんも本日はよろしくお願いします。
K G-VIBRA/2Dどうですか?操作性、良くなっていますか?FLIPの使用については、社内で利用方法を整備し、独自の利用法を確立できています。 そのことから、未だ購入は控えています。ただ「これができれば」と考えていることはありますので、後ほどゆっくり話を聞かせてください。
横山 承知しました。そのような声は大歓迎です。現在は築堤解析の機能(2008年7月現在完成、最新版に搭載)に取り組んでいます。 あるお客様より要望を上げていただいているのですが、なかなか進んでおらず、非常に申し訳なく思っています。ですから現在の最優先事項として取り組ませていただいております。
K 築堤解析もカバーしているのですね。ちなみに、何段階までいけるようにしているのですか?まぁそれほど数は必要ではないかも知れませんが。 それから、CADファイルを読み込むことも可能なのでしょうか?
横山 特に制限は設けていません。何段階でも設定可能です。CADファイルはDXF形式でしたら読込むことができます。
喜ばれるソフトウェアとは?
横山 そういえば、安田さんもKさんもG-VIBRA/2D[FLIP対応版]の前身2D-Freqのユーザであるのですよね。
安田 そうです。2D-Freqの開発をソフトブレーン社に依頼したのが10年くらい前(1997年)になります。 私はまだその頃、株式会社エコーには入社していなかったのですが、その当時ソフトブレーン社と弊社間で、「不具合があったら修正、校正をしていきましょう。」 という話になっていたようです。しかし、ソフトブレーン社の事業方針の転換により、改良ができない状態となっていました。 その後、私がエコーに入社してからになりますが、ホームページで地層科学研究所を知り、2D-Freqの改良を依頼したことがお付きあいの始まりです。

2D-Freqの良かった所は、AVIファイルによる動画の作成をできるところです。そうする事により変形のモードまで確かめることができます。 静止画の表現では難しいところですよね。この動画での表現を私どもは、プロポーザルの売りとしていました。ただし操作の途中でソフトが落ちてしまうことも多くて・・。
G-VIBRA/2D[FLIP対応版]は安定していますよね。BATファイルを読みに行く発想には感心しました。

横山 2001年にソフトブレーン社よりソフトウェア販売・開発業務を移行したのですが、2D-Freqには手をつけていませんでした。 また、当時は液状化の分野も未着手でした。そのような中、安田様よりご連絡をいただき、2D-Freqのカスタマイズを受託開発として請けさせていただきました。 その後、産学融合事業として岐阜大学さんと液状化解析に取り組みました。そこでG-VIBRA/2D「LIQCA対応版」の開発に乗り出したわけです。 その後、FLIP版へも着手した訳ですが、その際には、エコー様からご依頼いただいた業務などで培ったノウハウを役立てることができました。ありがとうございます。
K 2D-Freqでは、全ての要素、時刻歴で解析結果を出力してしまい、結果、ファイルサイズが非常に大きくなっていましたよね。その辺はどうなっているのですか?
横山 ユーザ側で予めマクロファイルというものを作成し、それによって出力の有無をコントロールできるようにしています。 ちなみに、お二人が考える「FLIP用Pre,Postに必要な機能」などはございますか?
K まず、着目した点の時刻歴は欲しいですね。また、CADファイルをメッシュジェネレータ側で不具合無く読み込んでほしいと思います。 我々が作成、利用しているジェネレータはかなり良いですよ。もちろん完璧ではないので、いろんなソフトウェアのいいところを利用しながら業務を進めています。 FLIPを利用している技術者が求める点をまとめると

1.メッシュがすぐ切れること
2.着目した点の時刻歴を瞬時に得られること
3.グラフィカルな表現ができること

などを上げることができると思います。
さらに、一旦作成したモデルで解析が流れなかった場合のメッシュの切り直し、細かい修正の追加、不具合箇所の変更を簡単にできるソフトウェアが理想ですね。

横山 安田さんは如何ですか?
安田 私の場合はPostのみ利用していますので、その観点からお話します。最近の傾向としては解析ケースが非常に増えてきていることを痛感しています。 性能設計を行っている以上、選択肢は無限に考えられる訳ですから、「こんなケースは」「あんなケースは」と解析ケースは増大して当然です。 ですので、解析結果として必要なものは、必要な数値を瞬時に出して、それを比較できること。それをソフトウェアの中で処理できると便利ですね。 グラフィカルなものは最終の1断面と比較する断面が2断面程度あれば十分ですから。
K同感です。矢板や桟橋の照査結果のグラフ化までをPost上で処理できると非常にありがたいです。FLIPの場合、必要なものは予め解っている訳ですから。 可能ではないでしょうか・・。その辺りを中心にこれからのバージョンアップを考えられると、技術者に喜ばれるソフトウェアを作ることができるのではないかと思います。
横山 なるほど。確かに「出力しなくてはならないもの」、これが決まっていれば、出力のフォーマット化も可能な気がします。 弊社のソフトウェアに限らず、変形図やコンター図、節点、要素の値。そういった計算結果の出力まではどのソフトウェアでも可能ですが、 その先の作業となると利用者側に任せていることがほとんどです。しかし、もうひと段階、作業を効率化する機能があることで技術者の方々の「痒いところ」に手が届くならば、 是非検討させていただきたいと思います。

本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。

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